録音による会議の議事録の書き起こしや、音声コマンドによるヒューマンマシンインターフェースにおいては、周囲の音声や雑音が目的の音声を聞き取りにくくすることがあります。このため、特定方向からの音声のみ強調する技術のニーズが増えています。指向性マイクを使用する方法もありますが、コストやサイズが大きな課題です。
そこでTMCでは、安価な無指向性マイク2個で収音する音声に対し、ビームフォーミングによる指向性形成とノイズサプレッサによる周囲雑音低減により音声明瞭化を実現する、統合化したソフトウェアIPをズームボイスとして開発し製品化しました。
サンプリング周波数 | 16kHz(8kHz、32kHz、48kHzも対応可能) |
入力データフォーマット | リニアPCM(16ビット) 2チャンネル |
出力データフォーマット | リニアPCM(16ビット) 1チャンネル |
処理単位 | 10msec(または8msec) |
マイク | 無指向性マイク2個 |
ビームフォーミング低減の強さ | 7段階の調整 |
背景雑音低減の強さ | 9段階の調整 |