HE-AAC v1/v2 エンコーダ/デコーダ

製品のハイライト

HE-AAC v1/v2は非可逆圧縮オーディオコーデックの国際標準化規格で、音楽データの流通・配信フォーマット、デジタル放送音声フォーマットとして広く普及しています。
本製品は、携帯音楽プレーヤ、カーオーディオ、デジタルカメラ、ビデオカメラ等の製品に適した、低消費電力動作、低消費メモリ、短期間で組み込み可能なソフトウェアIPです。

製品型番

エンコーダ :  TM1365
デコーダ     :  TM1366

特長

  • 独自のコンピュータアルゴリズム「DMNA」により演算量を大幅削減しており、低消費電力動作が可能です。
  • エンコーダはTMC独自のチューニングを施し、低ビットレートから高ビットレートまで高音質です。
  • ARIB規格にも準拠しているので、ワンセグを含むデジタル放送用機器に使用できます。
  • 各種プロセッサに実装可能なソフトウェアであり、ARMを始め様々なプロセッサ用ライブラリを提供可能です。
  • シンプルなAPIインターフェースにより組み込みが容易で、開発期間の短縮に寄与します。
  • ライブラリはスレッドセーフであり、複数ストリーム同時エンコード、デコードが可能です。
  • v2固有部分を省いて、コード量、メモリ消費量を低減したHE-AAC v1 エンコーダ/デコーダの提供も可能です。

仕様

ソフトウェアIP形態 C言語用ライブラリ
準拠規格 ISO/IEC 13818-7(MPEG-2)、ISO/IEC 14496-3(MPEG-4)
ARIB STD-B32
Audioプロファイル LC Profile + SBR + PS(MPEG-2)
HE-AAC v2 Profile Level2(MPEG-4、AOT: AAC LC + SBR + PS)
サンプリング周波数 8、11.025、12、16、22.05、24、32、44.1、48 kHz
ビットレート(Encoder) ~320 kbps(32~ kHz)、~160 kbps(16~24 kHz)、~80 kbps(~12 kHz)全てABR
ビットレート(Decoder) 規格の上限まで対応、VBRに対応
チャンネル構成 モノラル、ステレオ、デュアルモノ
入出力データ形式 16ビットリニアPCM ⇔ AAC Raw Data、ADTS

使用例